今はワンランク上へ進むための変革期。目指すは「ラーメン業界のトップステータス」
written by ダシマス編集部
福成 慶輔(フクナリ ケイスケ)
年齢:41歳
出身地:福岡県久留米市
社歴:2014年12月入社、社歴10年
役職:関東エリアマネージャー
趣味・特技:食べること、街歩き、人の顔を覚えること
大手居酒屋チェーン店、個人経営の居酒屋を経て2014年12月入社、2023年より関東エリアのラーメン事業部エリアマネージャーを務める。
人生を一言で言うと「生き甲斐」。自分はなんのために生きているのか、その意味を考え、一瞬一瞬が有意義なものだったと後悔しない人生を全うしたいと話す福成さんに仕事や会社への想いを語っていただきました。
転職のきっかけは常務との出会い、入社の決め手は直感
ーー転職をしようと思ったきっかけを教えてください
当時、長崎にある個人経営の居酒屋で働いていたのですが、30歳目前になった時にこのままでいいのかと思い始めて...よくあるやつですね(笑)
そんな中、家族の知人を介して「龍の家が社員募集しよるよ」と聞き、たまたま声をかけていただいて、常務にお会いしたことがきっかけでした。
ーーその時のことは覚えていますか
龍の家の常務にお会いすることになったものの、当時はラーメン屋さんで働く人に対してあまり良いイメージを持っていませんでした。やんちゃな人が多いというか、体育会系のノリで荒々しいというか。
でも現れたのはスラっと高身長の爽やかなイケメンでした(笑)。そのうえ話してみると、インテリチックというかイメージしていたラーメン屋さんの人とは違うものを感じて、直感的にこの人と仕事をしたらおもしろそうだなと思ったのが入社の決め手です。
ーー前職との違いを教えてください
前職の居酒屋との違いは専門職であることはもちろんですが、働き始めて感じた決定的な違いは、龍の家は自発的な行動を求められる環境であることです。
接客も調理もですが、やはり副店長、店長に上がるには自発的な発言や行動が求められているということをすごく感じました。
あとは経営理念が飾りではなく、理念の下に現場が動いていることですね。
自分の働いている姿が、知らないところで人を動かしている
ーーお客様との印象に残っているエピソードはありますか
直近のエピソードなんですけど、常連のご夫婦から従業員を紹介していただいたことです。
働き始めて数ヶ月経ったある20歳のアルバイトさん(写真左)が、私に「この人知っていますか?」とスマホのスクショを見せてくれたんですが、それが板橋大山店によくいらっしゃっている常連のご夫婦だったんですね。
聞くとそのご夫婦から「龍の家っていう良いお店があるから1度行って見てきてごらんなさい」と言われて、ここでアルバイトを始めることになったみたいです。
現在、彼は社員として入社の意思を決めて頑張って働いてくれています。
人材採用のために日々の営業をしているわけではないですが、私たちが働いている姿を見て何か感じてくれる人がいる、日々の営業が活きて社員採用に繋がったことがすごく嬉しかったです。
大変な時こそ、大きく変われるチャンス
ーー入社して自信がついたことを教えてください
約5年前、新宿小滝橋通り店の店長をしている時に、毎年10月末に開催される経営計画発表会で最優秀社員賞をいただいたことです。
社員として働いている時から、もっとこうしたらお客様がいっぱい来て売上を上げられるとか、ここを変えた方がいいとかをずっと考えていたのですが、ちょうど前店長から店長を引き継いだタイミングで一気にいろんなことを変えて、それを1年やり通した結果、過去最高売上や会社の目標数値を更新していました。
ーー具体的にどのような取り組みを行ったのですか
ヒト・モノ・カネとよく言われますが、まずは店舗の全員に聞き取りをして、困っているところを改善。働きやすい環境づくりから始めました。次に効率を上げるための席の配置や使い方の変更、そもそも営業する時のスピード感が私にとってはちょっと遅いという感じがあったので、オペレーションの強化にも取り組みました。外部に向けて宣伝や販促など何かをするというよりも内部強化がほとんどだったと思います。
ーー大変でしたか?
大変でしたけど、その時の社員やアルバイトさんがすごく協力的だったということもありますし、運も味方につけてすべてが良い波に乗ったという感じでした。
あと、過去最高売上を更新すると、大将(社長)がスタッフ全員を焼肉に連れて行ってくれるということもあって、全員が目標に向かって一体となって働いていたので楽しかったですね。
ラーメンという専門職ならではの醍醐味
ーー仕事のやりがいやおもしろさを教えてください
飲食店なので、やはりラーメンつくりです。
いいスープができるとテンションが上がります!
正直入社する前は、たかがラーメンと思っていたのですが本当に奥が深いというか、単純作業ではなく想いを込めて日々の作業をしないと、真摯にスープに向き合ってラーメンをつくらないと、そのブレが味に現れて美味しい一杯ができないんですよね。
決まったレシピはありますが、そのひと工程ひと工程に意味があって、そこの手を抜かず丁寧に行うことによってできあがるのがラーメンなので、専門職ならではのやりがいとおもしろさを感じますね。
ーー自分が考えた商品を提供したことがありますか?
池袋の東武百貨店に期間限定で出店していた頃、季節の限定メニューとして発売していた、夏の冷やし麺やビシソワーズつけ麺です。
ーー商品が完成するまでにどのようなことをしていましたか
春っぽいメニューとか、この食材を使ってとか、東武百貨店から定期的に命題が来るのですが、断っている他のテナントのお店も多い中、逆に私は料理の鉄人みたいな感じで楽しみになっちゃって(笑)
いかに四季を感じてもらい、魅力的に見えて注文していただけるにはどんな商品にしたらいいのかを毎回考えながら、季節の食材を使うとか、暑い季節は冷やし麺にしようとか、秋にはやっぱりキノコを使いたくてキノコとジャガイモを使った洋食のポタージュみたいなつけ麺ダレにしてみたり、いろいろ挑戦していました。
当時のマネージャーが商品作りにすごく長けた方でしたので、コンセプトを考えて、試作品をつくって食べてもらって、盛り付けはもっとこうした方がいいとか、こういう食材をのせた方がいいとかアドバイスをいただけて、たくさんのことが学べたのでとてもいい経験にもなりましたね。
自分が置かれている状況や相手を理解することの大切さ
ーー店長からエリアマネージャーになって何か考えが変わったことはありますか
エリアマネージャーになって、考え方の規模感と広さが大きくなりました。
店長の時は言ってしまえば、自分のお店のことだけを考えればよかったのですが、役職が上がっていけばいくほど、エリア・事業部・会社・社外とどんどん俯瞰して考えることが必要になってくるので、状況に合わせて変化することがすごく重要だと思います。
ーー後輩や社員とコミュニケーションを取る上で大切にしていることはありますか
1番大切にしていることは傾聴することです。
どんな時でも話しかけられたら、必ず手を止めて相手の目を見て話を聞く姿勢を意識しています。
何か良くないことが起きた時でも、まずは相手の話を聞いて、何を考えているのか、その考えのもとにどういう行動をしているのかを本人の言葉で確認したうえで、アドバイスや指示を出しています。気づきを与えて考えてもらうことで、行動につながるようにしていますね。
お客様のことを真剣に考える、その積み重ねが感動へとつながる
ーーお客様に感動を届けるために大切にしていることはありますか
お客様とのコミュニケーションを大事にしています。
それは、ただおしゃべりをするのではなく、察する力・見る力をふんだんに使って、お客様がされて嬉しいことや困っていることを常に考えること、先回りした声掛けや行動をすることです。
「感動を届けるために」と言葉では言いますけど、感動はなかなか起きないことだと思いますし、ましてやお客様との関わりが一瞬でしかないラーメン店では特に難しいと感じています。
ただ、そのもとにあるのはお客様の要望や期待を超えることだと思いますので、ラーメンの味でもそうですし、思いもよらないことをするというか、お客様が思うことより先まわりをした行動の積み重ねが感動につながればと思っています。
ーー実際にどのようなことをされていますか
お客様の服装次第では「エプロン使われますか?」とか、ロングヘアーで食べづらそうにしているお客様には「髪ゴムありますよ、どうぞ」とか、キョロキョロしているお客様がいたら「お手洗いですか?」とかは日常的です。
だいたいのお店でしたら、エプロンは券売機の上にあって、髪ゴムはテーブルの上に置いてあると思うのですが、私のお店では敢えてしていません。
その理由は、困っているそのタイミングで言われた方が、お客様により嬉しいと思ってもらえるという演出的なことも多少はありますが、何よりお客様を見ていないと適切なお声掛けはできないですし、先まわりをして何かするということもできないので、私を含めた従業員全員がお客様を常に意識するというトレーニングのためでもあります。
龍の家全体ですと、海外初出店の時に抽選企画を実施してお客様をロサンゼルス旅行へ招待したり、1,000杯無料でラーメンを振る舞う感謝祭をしたり。
上津店で創業25周年祭を行った際は、当日のご飲食代はいただかないというサプライズをやりました!お客様の驚いた表情や嬉しそうな笑顔を間近でたくさん見ることできて感動しました。それをアペックスコーポレーション全事業部の店舗から社員が集結してやるんです。お客様への恩返しや感謝の気持ち、「他のラーメン屋さんとか飲食店ではできないことをやる!」という大将の心意気が形になっていましたし、そういう会社で働けていることを誇りに思います。
会社の好きなところベスト3
第3位:もがいているところ
経営理念に「感動と変化」というのがあるんですが、その変化というキーワードの部分で、会社がこれからも成長していくために、「変えるべきところは変えていく」と大将をはじめ役員の方々がハッキリと言葉にしてくれていますし、実際に変わったこともたくさんあります。そして現場も慣習に囚われることを止め、必死に何とかして変わろうとしています。とにかくもがいて乗り切れば、必ず会社も自分も成長できるし、今まさにそのチャンスが来ていると思っているからです。
第2位:経営理念のもとに行動しているところ
こうしたらお客様に喜んでもらえるとか、こうしたらお客様が困るとか、自分がされて嫌なことはしない、されて嬉しいことをするというのは接客業の基本的なところだと思うんですが、それを感動のレベルまで昇華して行動しようということが、マネージャー、店長、社員それぞれの根底にあって、それを自然にできていることがすごいと思っています。
第1位:ビジョンに向かって行動しているところ
今会社では、思っていることや考えていることを言語化することをすごく求められるようになってきて、未来像や目指すゴールについて話す機会も多くなりました。
それぞれが仕事をしている上で大事にしてることは、あると思うんですが、それが会社に対してだったり、自分のやっていることだったり、それぞれがそれぞれにプライドを持って働いている姿が好きです。
そしてそんな仲間がまわりにいるから、みんなこの会社で働き続けているのだと思います。
ワンランク上を目指すために龍の家をラーメン業界のトップステータスにしたい
ーー将来の目標や夢を教えてください
龍の家をラーメン業界のトップステータスにすることです。
以前、アルバイトでスターバックスの時間帯責任者として働いていたことがあったのですが、コーヒー業界でこんなにすごいお店があるということに衝撃を受けました。ブランド価値や理念の実現はもちろん、働く場所としての支持率も圧倒的でした。龍の家に入社して数年はそんなお店にしたいと言っていたのですが、ちょっと言うのが恥ずかしくなって言わなくなってしまって。
「ワンランク上」を目指し続ける龍の家だからこそ、今あらためて「会社が魅力的で、働いている人たちがキラキラしている、業界でのスターバックスみたいなラーメン店にしたい」と言ってもいいのかなと思ったんです。
まわりから見た時にこの業界はいまだに忙しそう、きつそうというところばかりがフォーカスされますが、今私たちが目指しているのは、私やうちの従業員の楽しそうに働いている姿を見て、一緒に働いてみたいという人が自然に増えていく、求人をかけなくても勝手に応募が入ってくる、そんな雰囲気をつくっていくことです。
ーーどんな人と一緒に働きたいですか
今からでも何か変えたい、やり直したい、再スタートしたい、俺はまだこんなもんじゃない、もっとやれる!みたいな人、屈託なく意見交換ができて仕事に対して熱い人がいいですね。
あと、一緒にお酒を飲んでも自然と仕事の話が楽しくできる人が好きです(笑)
アペックスコーポレーションには、自分たちが動けば何かが変わる、変えられる、やった分だけ返ってくる、やったことがきちんと評価されるというところがあるので、仕事を楽しんでやれる人からするとものすごくいい会社だと思います。
【株式会社アペックスコーポレーションの詳細はこちらから】
・ホームページ:https://www.apex-online.co.jp/
・採用情報:https://hr-hacker.com/apex-online